個展「25」のおさらい、展示について。

まず、ギャラリーを決めました。
「赤い鳥」さんの決め手は

近い(環境もいい)
白い(シンプル)
綺麗だし給湯とトイレ完備、
オーナーがいい人

です。
作家さんたちにおすすめです。

ひとつだけ申し訳なかったのは、エアコンが部屋すみの下についててスタッフが風を遮ってしまってました。多分展示を考えての設置なんだと思います。(もともと絵画用だと思うので上をすっきりさせたかったのかと)
スタッフコーナーをもっと考えるべきだったかな。
ギャラリー内、ちょっと暑かったでしょうか。それは私のせいです。すみません。

さて、次は展示のコンセプト決めです。

決め手になったのはずとまよのラジカセ
https://zutomayo.net/orion/

これが届いてから、あまりの存在感に驚いて。夫婦で「これ、展示に使えそう」ってなりました。
↑ラジカセのページのコピーにもなってるミラーチューンの歌詞
「憧れはきっと超えてくモノ…ドキドキするほう優先して。」
これも【しろくろや】の座右の銘にしたいくらい大好きなフレーズだし、ピン!ときてしまいました。

そこから派生した、アメリカンレトロ。

もともと、「古き良き時代のアメリカ」てイメージが大好きなんです。
実際こういう世界観でやっていきたいんですけど、もとがひらがなで【しろくろや】ですからね。
なかなか相容れなくて寂しいところです。今回は妥協してローマ字を多用しちゃいました。ご容赦を。

メインカラーは
ペパーミントブルー(今「かぁぜはペーパミーン♪」って歌っちゃった人、完全に同世代ですね)
刺し色でマスタード

小物はラジカセをメインに、私物のアメリカンの雑貨を持っていきました。


チョコレートジャーにはちゃんとM&M’sが。みんなに「どうぞ」したかったけど、スイッチが壊れてて無念。今ひとりで食べています。止まりません。
ハーシーの時計も(部屋からはずしてみたら意外と日常的に見てたなぁって何もない壁を見つめてた私たち家族)。
今回「赤帽」さんを頼んだので、引っ越すのか!?ってくらいの荷物を詰め込んでも余裕。

あとは、レース、バスケット、リボンなどは使わないなどの縛りを決めて。

さぁスタートです。

こちらはギャラリーに備え付けのメインの棚。
ストライプの布を棚の幅分買ったのですが、そのまま使うとボーダーになるよねwwって、あわててカット&ソー。

備え付けの棚の直置きだと目線が合わないので、高さ出しをしました。
使ったのはゴミ箱と木のお皿をペンキで塗ったもの。低い方は植木鉢。これは色がいいのでそのまま。それらを両面テープで固定。最近のテープ、ほんとに優秀。しかも買ったのはseriaです。

ラジカセコーナー、ここはもう置くだけで絵になるから。
高さだしは邪魔にならないように透明のペン立てを組み合わせて、トップにはレコードのコースターを。


これ、ヒロアカのグッズなんだけど、ちょうどオールディーズぽいデザインだったので使いました。「かくれヒロアカをさがせ!!」になってた(全然隠れてなかったともっぱらの評判)。

音は、店内BGMにしてしまうと使用報告が必要になるので、小さな音で作業中個人的に聴いてますよ~くらいのボリュームで60年代のガールズポップのプレイリストを。
そしてたまにずとまよを。
先述のミラーチューンという曲が個人的にしろくろやのテーマだと思ってまして、初日の一曲目はこれを聴きたかったのです。イントロのギターリフがかっこよいのですよ、歌詞も良い。

パンダのコーナーは、イベントでいつも使っている赤の什器。
これは高校生の時にムスメが設計してくれたもの。・・・ってことは、10年もつかってるのか!!
この什器は目立つので、うちの顔みたいになってるのですが(実はね、これの他に2段でワイドなやつもあるの。同じ顔してふたつあるw)
今回を節目にペイントしなおしてみようかな、とも思っています。

次は壁面について。
まず、メインのポスター。


例のみなさんにいただいたお写真をコラージュしたポスター。これはまた別の機会にお話ししますね。
その他にはアメリカの古い広告にしろくろやのコたちをコラージュしちゃったフレーム。


ペンキを買いに行ったハンズで「1930〜1970年代の実際に使われていた企業広告などの、シールやポスターをバイキング形式で選べるイベント」というのをやってて、めっちゃ!タイムリー!と感激して大量に購入です。
もともと、この広告を集めた本が好きでアイデアに詰まると見返してます。

あとはここ。


天国から地獄までを上下関係で表したつもり。
あんまり目立たなかったけど。羽をフェネックの背中から生えてるようにしたり
ゾンビの紙はくしゃくしゃな折り目を、悪魔はほんとにコンロで燃やしてみたり(こわかった)。
で現世のコはなんていうんだろうって話になって、夫が「dog??」って(笑)。まぁいっか、それで。ってDOGってことに。

あとは。
ぶちょうの部屋と顔だし看板あたりでおしまいかな。

ぬい撮りコーナーを作りたかったんだけど、普通の部屋じゃ意味がない。
「家族が個展を楽しんでいる間、一緒にきてくれたぬいぐるみさんたちはここで休んでってよ」っていう感じで作りたかったんですよね。

これも100均などの雑貨屋さんを回って材料調達。
ほんと、今回は100均やお安めの雑貨屋さんに大変お世話になりました。
それをどうアレンジして使えるかを考えながらのお買い物が楽しかったです。
世の中にはかわいいものがたくさんあるね。

それで、もてなすのはうちのぶちょうなので、本格的なケーキなど出すうつわではなく。
ふつうのお菓子、我が家にありそうなもの(笑)。ガチャガチャなどで得たハーシーズのチョコにトップスのクッキー、それに、ヒーローズチップ。
壁には過去のタグデザインをディスプレイしました。
ずとまよのラジカセもあったんですよ。

顔出し看板も、これ、絶対やりたくて。
つたないものですが、みんなはめてくれて嬉しかったです、ありがとう!

外に置いたおうちは「Salut!」のハロウィーングッズに着色したものです。
「ぶちょうのへや」に通じる玄関というつもりで置きました。

制服に赤いエプロンを着用、私たち人間も同じものを着ました。
今suzuriで作れます。よかったら。↓
https://suzuri.jp/shirokuroya

以上、こんな感じの展示風景でした。*画像はレトロ加工してお届けいたしました。
だいたいのテーマを決めたのはラジカセが届いた2月くらいなんだけど、「もっと!もっと良いアイデアが浮かぶかも」って待っているうちに作業はぎりぎりになっちゃった。
でもまぁだいたいやりたいことはできたかな、と思います。
自由にやらせていただいたギャラリーのオーナーご夫婦と、手伝ってくれた家族、搬入のスタッフに感謝です。

今日はここまで。また次回に続きます。
次は何を書こうかなぁ。


個展のおさらい「作品」たちについて

勝手にしゃべりたいことがあるので続けます。
(と、言いつつ、いろいろあって更新が遅くなりました。)
私の一人語りなんてあんまり意味ないと思うけど、その中でも比較的興味ありそうなのは、作品のことですよね?
なので、今日はそこから。

今回は25年間の集大成ということで、過去作品のリピートがメインでした。
なので、修正はすれど、新しくパターンをひくということをあまりしなかったので、作業的には楽でした。

パンダに関しては、ずっとやってみたかった「上野ファミリー」の大集合。
普段はあまり考えずにパンダを作っている私が、まずモデルを思い描きながらというのが難しかった。
定番の形をもとに、頭の形をとがらせてみたり膨らませてみたり。少しずつパターンを修正しました。あとはキャラクターに合わせた生地を見繕ってみたり。
でも一番想定外だったのは、それぞれのパンダたちに対する思い出の数。
パンダ来日からの50年、そりゃずっとファンとか言っている私にも色々あるわけで。
思ったより会いにいってないことに気づいて、思い出を形にするのが難しいコもいました。
そういう時は思い出ではなく想い。「好きって言ってるのにごめんね」って気持ちを上乗せしてしまいました。

私は、上野ファミリーだけに特化したパンダファンなので、
その集大成のような、そんな制作時間を過ごすことができたのはとても良かったと思います。

これら13匹は、私の「概念」だったので、みなさんに伝わるのは難しかったと思うのですが
会場ではその違いを楽しんでいただけたり、共感までしていただいたり!
「ランランカンカン世代」「トントン世代」「シャンシャン世代」で分かれるのも面白かった。
パンダトークができたのが楽しかったです。

パンダ以外のどうぶつたちも。白×黒ばっかり作っていると、無性にカラフルに行きたくなるので、バランス良くちりばめることができたかなぁと思ってます。
私はペアで作り上げることが多いので、彼らが会場でくすくすと楽しそうにしているのが良かったです。
あの展示は、お客様でフォロワーさんの方がたまたまのきっかけで搬入を手伝ってくれることになって、全部お任せしたのです。私がしたのはだいたいのグループ分けで「このコはこのエリアにおいてね」と簡単な指示をしただけ。
さすがぬいぐるみ好きだけあって、魅力を引きだしていただけました、感謝。

最後に「Reborn」というシリーズについて。
これはずっとやってみたかったこと。
終わったから話します。
フリマサイトや中古屋さんで、昔のぬいぐるみが高く売られているのが嫌だったんです。
手放すことは私がとやかくいうことではないし、高く評価されていることも光栄なのかもしれない、けども、私にはその価値がわからなくて。とても恥ずかしかったんです。
年がたつにつれて私の作るもの自体が変化していくのは「もっとよくしたい」という成長の現れなので、作家としてのその気持ちは当然ですよね。
とはいってもお客様の目線で見れば「昔のコ」は誰かの大切な家族であって一緒に過ごしている時間があれば、良さは色あせることはない。
この気持ちの折り合いが難しくて。
ほんとは「お宅で眠っている【しろくろや】を買い取ります。リメイクして販売します」的な
企画を打ち出そうとしてたんですけど。作家友達(しかも複数全員)に反対されました(笑)。まぁ、冷静に考えたそりゃそう。。。なので。(現時点で「しろくろや」を気にしてくださっているお客様のおうちに実際に箱の奥に眠っているコがいたとしても、作家本人には言い出せないだろうという)
募集はあきらめたんですけど(結果やらなくてよかった)実家や我が家にあったコらがみつかって、皆様に声をかけることなく私の欲を昇華させることができました。
やってみた感想としては、思うようにできた満足感と、意外と昔の私もちゃんと作れてるなってことがわかって安心したこと。
確かに見た目はつたない感じだったのですが、縫い方とか綿の詰め方とか、そんなひどくもなかった。
当時の私もその時なりに自分の100パーセントで作ってたんだなぁって思えたのがよかったです。

そんな積み重ねの25年、支えてくださった皆様に感謝感謝です。

今日は作品について書きました。
もっと言いたいことがたくさんあるのに第一回がこんな長くでどうするかな(;^_^A。
次は会場と展示に関するアレコレを書きたいな。